アバンティ PHILOSOPHY 2 〜アバンティ哲学〜
綿(わた)は綿花の種を守るふとんです。

綿の花を見たことがありますか?朝顔と同様、アオイ科の植物である綿は、花の命が短くわずか三日ほど。花が終わると固い卵形の「子房(しぼう)」がなり、これが熟して破裂すると、ふわふわの綿毛が姿をあらわします。私たちが「綿」と呼んでいる部分は、種子のまわりについた、この綿毛なのです。子房のなかの、大事な種子がすこやかに育つように、用意されたふとんのようなものです。
ひとつの子房には、いくつかの種子が入っています。種子とふわふわの綿毛は、しっかりと固くくっついていて、命を守っているのだということがひしひしと伝わってきます。
4月に作付けをし、実がなるまで育てる間、オーガニックコットン畑では、農薬は出来る限り使いません。害虫駆除に活躍するのは「ナナホシテントウ虫」。自然の生態系のなかで、よい虫に助けてもらいながら、のびのびと育ちます。
収穫は12月から1月にかけて。一般的には、落葉剤を撒いて秋には刈り入れをしてしまいますが、オーガニックコットンは、霜が降りて自然に葉が枯れるのを待ってから収穫します。だから冬が収穫期。青く澄んだ高い空のもと、よく熟してはじけた白い綿毛が、乾いた大地にどこまでも広がっています。